タイトルを見て「吉田松陰」が浮かんだ方もいるかもしれません。
どうも、こんにちは。とくサンです。
吉田松陰の名言に「諸君、狂たまえ」というものがあります。
非常に有名で、誰もが知っている言葉かと思います。
この「狂」という言葉を通していろいろな捉え方があるようです。
「狂う」は一見、頭がおかしい、イカれているみたいな雰囲気を感じます。
頭がおかしくなって人に危害を加えたり、
暴れたりすることを意味し、
革命を起こす際の原動力、というニュアンスで捉えている人もいるかもしれません。
私は「狂う」という言葉は「イカれている」という意味ではなく、
一心不乱に、後が無い状態のように、鬼気迫るように、
という意味があるように感じます。
周りから見たら「狂っている」と思われるくらいに
一つの物事に取り組み、己を磨いていく行為だと考えます。
この考えを教えてくれたのは空手の師範でした。
道場に「狂」という字が書いてある用紙が貼ってありました。
これだけみるとちょっと怖いと感じる人もいるかもしれません。
古くは吉田松陰先生の教えから成る言葉であると
師範に教えていただだきました。
空手はただ強くなるだけでなく、
武道は哲学なんだなと感じています。
相手を倒す事がすべてではなく、
空手によって相手を活かすこともできる、そんな深みを感じています。
吉田松陰さんは当時から
教育においての心構えが素晴らしく、
打ったり叩いたりしながら教え込むのではなく、
「養」といって「本人が気づいて正していく事」を基本としていました。
このために全ての生徒をよく観察して記録し、
大事なことをメモしてそれぞれに渡していたそうです。
また口先だけで素晴らしい言葉を並べていても、
実践や経験から成るものでなければ意味はなく、
行動をおこしていく事が大事だという事も言っています。
世界の動きに目を配り、今を知り、何をすべきかを考え、
己の生き方を少しずつ悟っていく事が大事なのだと学ばせていただきました。
今の時代に合わせた教育。
教育にも力を入れるべき。
いろいろな声も聞きます。
さて、どんな形が「それ」でしょうか。
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