だらしがない子の原因は親でしょうか?
こんな記事を見ました。
約束を守らない、自分で決めた事も最後までやらない。
声かけをしないと片付けや勉強などを始められない。
座っている姿勢が悪い、忘れ物が多いなどなど。
色々な「だらしなさ」があります。
それは、悪い事なのでしょうか?
だらしなく過ごそうとしている訳ではない。
本人としては、わざとだらしなくしている訳ではないようです。
また、こういう子を見ると「親の躾が・・・」と考えてしまう事もありますよね。
親の顔が見てみたい。などはよく聞くセリフですね。
それもそうかもしれませんし、そうじゃないかもしれません。
本人が選択している事なので
「誰かのせい」にしても始まらないと思います。
では、「しっかりさせる」必要があるのでしょうか。
しっかりさせない方がいい
「しっかりしている子」を見習い、
しっかりさせる必要があるかどうかと言えば、
それも考えものです。
それに、だらしがない子をしっかりさせようとすると
お互いにストレスがかかります。
こういっただらしがない人特有の寛容さに救われる事もあります。
悩み事がある時などに一緒に過ごしていると癒されたりします。
優しい心を持っていたりします。
「しっかりしている子」を育てるという価値観は一歩間違うと
世間一般的に良いとされる価値が良いものだという意識を育む事にもなります。
「長所がどこにあるのか」を常に一緒に探してあげる方が
お互いにとってストレスも減り、
学びが楽しくなるきっかけにもなると思います。
教育業に携わっていると、時には嫌われるような事を
言わなければいけない時もあります。
好かれる先生でいたいです。
でも、そのためにその場その場を取り繕って接していてもいけません。
「先生、優しいから大好き」
なんて言われたいかもしれませんが、
優しいだけの表面先生では先生とは言えないと思います。
時に厳しい時もあるけど、自分と向き合ってくれるし、一緒に過ごしてくれる。
良いところも悪いところも、受け止めてくれる。
なにがあっても、僕、私が教室に来るときっと先生は喜んでる。
うまく言葉に言えなくても、そんな風に思ってもらえてたら
いいな、なんて思います。
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